建築実例

はなれで暮らしを分ける平屋

基本情報
  • 家族構成
    おふたり + お子さま1人
  • 所在地
    稲沢市
  • 延床面積
    83.95㎡(25.39坪) ※法定延床面積
  • UA値
    0.29
  • C値
    0.2

はなれ

計画地は郊外の田畑が広がる自然豊かな環境。奥さまのご実家の隣に計画ということもあり、お互いの交流とプライバシーの確保という両面において、十分に配慮する必要があった。

打合せ当初は2F建ての予定であったが、検討した結果、階段スペースによる施工面積の圧迫、南側の駐車計画が直下率等の都合上困難、何より広大な庭を持て余してしまうことから平屋での計画とした。

建物の計画としては、居間と寝間を庭を介して明確に分け、寝間においては玄関から直接行くことのできる「はなれ」的な存在とし、子ども達のプライバシーを確保した。
また、外を眺めたいとのご要望から、Livingの南北面を解放したことで抜けが生じ、半屋外的な空間をつくり出した。

河合工務店 建築家河合工務店 建築家建築家/田辺 真明(たなべ まさあき)
1972       愛知県生まれ
1996‐2003    石川設計綜合企画 設計業務
1998       東海工業専門学校 夜間部 建築工学科 卒業
2003‐2013    地元工務店勤務 設計業務
2013       田辺真明建築設計事務所 創業
2021       田辺真明建築設計事務所株式会社 設立

https://masaaki-tanabe.jp

 

中庭をはさんで、ふたつの時間が分かれる平屋

リビングと寝室を中庭でゆるやかに分けた、ひとつの平屋。
南北に大きくひらかれた窓からは、季節ごとに光と風が流れ込み、どこにいても自然の移ろいを感じられる住まいです。

「はなれ」のように独立した寝室は、家族のプライベートを守る場所。
一方のリビングは、コーヒーや会話を楽しむくつろぎの場。
家族が自由に過ごしながらも、自然と寄り添える暮らしがここにあります。

中庭とのつながりが生まれることで、室内にいながら半屋外のような開放感を味わえるリビングです。
南北に大きく開いた窓からは、光と風がのびやかに通り抜けます。

寝室

個室は「はなれ」のように独立性を持たせた設計。
中庭を介してリビングと距離をとることで、家族それぞれの時間やプライバシーを大切にできる住まいとなっています。

収納

寝間と居間をつなぐ廊下には、家族で使える共用クローゼットを配置。衣類や日用品をまとめて収納でき、暮らしがすっきり整います。

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