コラム

2024.03.08

せんいのまちで、せんいのビル。

せんいのまちで、せんいのビル。

まもなくオープンする新しいモデルハウスのオープンイベントのひとつとして
ファブリックパネルのワークショップを計画しています。

ファブリックパネルとは
お家で過ごす時間や家具、古くからの伝統を大切にする
北欧生まれのインテリア小物のひとつです。
他にもファブリックボードやテキスタイルパネルなどと呼ばれることもあります。
簡単にお伝えすると「木の枠に布を貼り付けたもの」
壁に掛けたり家具に立てかけたりしてちょっとしたインテリアの変化を愉しむことができるものです。
好みの布で作ったり、お子さんの小さくなったお洋服で作ったり、
アイディア次第でお家を彩る思い出のインテリアになります。
↓同じ場所でも壁に色が入ると雰囲気が違ってみえます↓

まずは使う布選びから。
人気の北欧や流行のファブリックも良いけれど、
一宮市ならではのものでなにかできないかな?
たとえば尾州織物を使うのはどうだろう?
と思いこちらのお店へ訪問させていただきました。

『Re-TAiL』さん
実はずいぶん前から行ってみたくて行けなかった場所

 

 

 

そこは尾張一宮駅にほど近い

旧尾西繊維協会ビル

1933年に建てられたコンクリート造
約100年前に建てられそのままを残したビルです

大正時代の建物で十数年働くほど
昔からあるものや古い建物が大好きなので
入る前からわくわくが止まりません

 

タイル、壁、ドアのガラスや取っ手
好きなものがありすぎて写真の枚数が多くなってしまいます。

たくさんの人がここを訪れ、歴史が刻まれていったのだろうな…
メインの布探しを忘れるくらい素晴らしい建物!!

そしてメインの尾州織物

グルッとお店を一周
ふと、『そもそもどんなものが尾州織物なんだろう?』
産まれてからずっと一宮市に住んでいるのに知らない自分がいました

お店のお姉さんにお聞きしたら
[ウールやファンシーツイードが尾州の代表的な布地です。
ハイブランドでも評価されてたくさん使われているんです。
(例えばファンシーツイードだとCHANELやDIORなど…)]
と色々な布を見せていただきながら、布の見どころや職人さんの細かい手仕事をひとつひとつ教えてくださいました。

何も知らずに伺ってしまい恥ずかしい…
勉強してこればよかった…
…織物のこと…無知すぎました。

すると別の女性が登場
さらに詳しく教えてくれました
なぜ尾州がウールで発展したのか
なぜ都会から離れたこの地で
今も生き残ることができているのか
なぜいま新しいことを次々に行うことができているのか
様々な方面からの興味深いお話を沢山。

実はその方
解体されてしまうはずだったこのビルをリテイルへと生まれ変わらせた立役者だったのです。
元々アパレルデザイナーをされていて今も現役。

この建物が壊されてしまうことを聞いて、そんな勿体無いことはしてはいけない!
そして企業間でしか売り買いされていなかった尾州織物を一般の人が買うことができるようにする場所に。

色々なお話を聞きながら、心から布が大好きなんだなと伝わってきて心が温かくなりました。

普段はあまりお店に来られることはないそうで、そんなレアな出会いにも心が躍りました。
もっと色んなお話をしたけどここでは割愛。

そんな中で教えていただいた布地のひとつ
桝見本

機屋(はたや)さんが新しいデザインの布を作るときに作る見本生地。
色や柄、縦糸、横糸、組み合わせる糸を少し変えるだけで印象が変わるデザイン。
それを確認するために1枚の布に、様々な色のバリエーションで織りあげたマス目のような見本生地。

これから生まれる新しいデザインの見本のために織られる生地なので同じものはなく、一般的には流通しない貴重で唯一無二のもの。

新しいデザインとして生まれることができなかったバリエーションも、
本物の尾州織物の糸で織られているのにこういったサンプル品を元々は処分されてしまっていたと聞き、

なんて勿体無い。欲しい人は沢山いるはず!
欲しい人に使ってもらえるようにしたいじゃないか!!

と、こうして人の手に渡る手段を考えられたことに感動しました。

河合工務店の家づくりもひとつひとつが全て手仕事で、
同じものがひとつとしてないもの。
桝見本のように職人さんひとりひとりの
見えない努力がひとつのお家になる。

お家づくりと似ているな。
布を織る工程にもそんな繋がりを感じてしまいました。

そしてここにもファブリックパネルが置いてありました♪
薬品で水玉柄を描くなんて!
薬品の落とし方ひとつで大きさや形の印象がかわりますよね。
これも唯一無二のもの。

ワークショップでつくられるパネルも
そのひとだけのただひとつのものになりますように。

 

 

⁂おまけ⁂
河合社長が先日載せていたブログにもありましたが
毎年参加される 国府宮はだかまつり
社長の地区と私の地区は出発の神社が同じ。
父が撮影した写真の中に河合社長を発見☆
楽しそうです♪♪