建築実例

畳スペース
畳スペース
基本情報
  • 家族構成
    ご夫婦+1人
  • 所在地
    東海市
  • 延床面積
    94.39㎡ (約28.55坪)
  • UA値
    0.38 W/㎡・K
  • C値
    0.2㎠/㎡

住まいづくりを計画し始めたご夫婦から、ご実家の敷地内におうちを建てたいというご相談を受けました。
いただいたご要望は二つ。一つ目は「日常生活を1階で完結できる家」。二つ目は「家族が集う明るく居心地のよいLDK」でした。

日常生活を1階で完結できる家

「1階完結型の間取り」とは、2階に上がらなくても1階だけで生活が完結できる間取りのこと。
2階は寝るだけと割り切り、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)と水回りを1階に集約したことで、日常生活が1階で完結できる快適な住まいが完成しました。

畳のあるリビングの楽しみ方

リビングに併設した4畳のタタミスペース。普段は子どもの遊び場やくつろく場所として、来客時は客間として使うなど、用途に合わせて使い道を変えられるスペースです。布団が2枚敷ける広さがあるため、老後は寝室として使用すれば、平屋のように2階に上がらず生活することも可能です。
長く快適に住み続けられるよう、ご家族のライフスタイルに合わせて設計し、お子様が巣立った後のことも含めて間取りや空間が検討されたこちらのお住まい。住まう家族の成長とともに、住宅も変わることができます。

和室

家族が集う明るく居心地のよいLDK

「娘と一緒に料理を楽しみながら家族が集う暮らしがしたい」という希望をカタチにしたLDK。
光と風を取り込む窓を南に設け、そこから庭の美しい植栽や畑を眺めながら、季節ごとの変化を楽しむことができます。

両親が植えた樹木や畑を活かした家づくり

建物は駐車スペースを確保しつつ、ご両親の植えた柿木や畑の場所を考慮して配置されました。親子3世代で楽しむ家庭菜園を計画されているご家族。畑仕事を一緒に楽しんで、収穫の喜びを分かち合い、共に料理して美味しさを楽しむ暮らしが始まります。

親子で楽しむキッチン

 

建築家

三角屋根のイエ

庭を前面に大きく配置された住空間は、自然と一体化することで、心地よい居住空間を実現します。
また、三角屋根の形状は、伝統的な日本の住宅に見られるデザインを現代的にアレンジし、 美しさと機能性を兼ね備えたモダンな住宅としての特徴を持っています。

河合工務店 建築家 戸田 悟史河合工務店 建築家 戸田 悟史建築家/戸田 悟史(Satoshi Toda)

1974       東京都生まれ
1999       芝浦工業大学大学院建設工学専攻修士課程 修了
1999       株式会社大田純穂建築設計研究所 入社
2009       トダセイサクショ 一級建築士事務所 開設
2021       株式会社トダセイサクショ 一級建築士事務所 設立

http://tdsss.jp

 

書斎・ワークスペース

2階に設けられた書斎。シンプルな内装で読書やテレワークに集中できる空間です。

上吊引き戸は壁内にドアが収まり空間もすっきり

LDKと繋がった和室は、普段は一続きの空間として、来客時は建具で仕切ることで客間として使用できます。
戸を開いた時に引き戸を壁の中に収納することで、広く開放的な空間になります。

木目が美しい造作の階段手摺

木目の美しさを活かした、造作の階段手すり。
フローリングに合わせて、棒の部分はもちろん、受けの部分まですべて木(オーク)でつくられています。

大収納のクローゼット

家族の衣類をまとめて収納できる大型のウォークインクローゼット。

収納力たっぷりパントリー

キッチンに隣接する場所に、常温で保存できる食品や調理器具をストックできるパントリーを設置。キッチンをすっきり保ち、広々と使うことができます。

キッチンと脱衣所の距離を短くして家事動線

キッチンから洗面・浴室の動線を確保すれば、料理、洗濯、そうじなど、暮らしに不可欠な家事を効率よく進められます。

日射取得図

建築家は「日射取得図」を使い、建物が日光をどれだけ取り入れるかを確認しています。
窓の配置や方向、周囲の障害物などを考慮し、日差しや影のパターンを検討。これにより、建物の日射取得量と日除けの効果を個別に評価します。

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