2025.07.31
【住まい日和】 四季を愉しむ家
「春は新緑のまぶしさを感じる」
冬を終えて新たな葉を纏った木々の緑が一気に芽生えだす。
一年で一番、視界に潤いが与えられる季節。
穏やかな気候になってきたので、新たな収穫の準備をする外仕事も快適。
アプローチに面したポタジェ(庭)はこの家の小さな農園。
「夏は光を肌で感じる」
春よりも緑がこんもりと肥えて、陽差しが強い時期は木陰が心地よい。
そんな日は友人を誘って庭でバーベキューでもしてみる。
敷地に対して家をコンパクトにした分、暮らし存分に愉しむ庭をつくることができた。
お庭バーベキューの難点は日差しの強いところ。
そんなときも軒下テラスが日差しをカットしてくれて風が抜けて居心地がいい。
さらに家の中に入るとさらに生き返る。
「秋は香りを感じる」
木々の色が変わり、落葉樹は徐々に葉を落とし始める。
暑さもやわらぎ快適に過ごせる日は家の中で旬の食材を使った料理タイム。
秋は魅力的な食材がいっぱい。
キッチンバックのカウンターは、アイランドキッチンに変身。
庭を眺めながら食材を刻むとふんわりと旬のキノコの香りがする。
「冬は音を感じる」
すっかりと葉を落とした樹形も相まって少し凛とした姿。
一年で一番静寂を愉しめる季節。
こんな日は無心でピアノを奏でて、自分時間を満喫する。
冬の陽差しは暖かく部屋の奥まで行き渡る。
ピアノの音色が家全体に広がり、心地よい空間と時間を感じられる。
お気に入りのキッチン。
さて、今日は何をつくろうか。
住み続けるごとに家族のよろこびが増えていく。
そんな住まい日和。
[建築概要]
2022年2月お引渡し
敷地面積 261.01㎡(78.95坪)
建築面積 72.87㎡(22.04坪)
延床面積 86.94㎡(26.29坪)
UA値0.41W/㎡K
C値0.2㎠/㎡