コラム

2023.11.19

冬に快適に感じる、温度と湿度とは?

冬に快適に感じる、温度と湿度とは?
住宅は人々の生活の基盤となる重要な場所です。
河合工務店は、健康で快適な暮らしを実現するためには室内の温度や湿度を適切に保つことが大切だと考えますが、実際に冬に快適に感じる、理想的な温度と湿度とはどれぐらいなのでしょうか?
目次
  1. 冬に快適な温度は?
  2. 冬に最適な湿度は?
  3. 部屋の温度を逃がさない方法
  4. 部屋の湿度を上げるには?

1.冬に快適な温度は?

冬に快適で健康に暮らせる室温は21度以上!

イギリスでは英国保健省が住宅における健康と安全の指針を制定しています。
それには、健康的な室内温度は日中で18度、理想的な温度は21度以上と定められています。

16度以下では健康へのリスクはわずかですが、高齢者にとっては呼吸器系、循環器系疾患のリスクが大幅に増加します。

10度以下では特に高齢者にとっては、低体温症のリスクが大きくなります。
また、過剰な寒さは、血圧の上昇や抵抗力の低下を招くため、寒気が気管支内壁や免疫に影響を与え、感染症にかかることがあります。

理想的な室温は21度

引用:Housing health Safety rating system

2.冬に最適な湿度は?

冬に健康を保つ理想的な湿度は40〜60%!

ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)では40%~60%の間に湿度を調節することを推奨しています。
愛知県で快適な湿度にするためには、夏季に除湿、冬季に加湿が必要になります。
湿度が低すぎる(空気が乾燥する)と喉の粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザなどのウイルスにかかりやすくなりますが、50%以上の湿度を保つことでウイルスの生存率は急激に低下すると言われています。適切な湿度まで加湿して予防に努めましょう。
逆に、湿度60%以上になるとカビやダニが発生しやすくなり、気管支喘息やアレルギー性鼻炎など、アレルギー疾患の原因となるため注意が必要です。
また高湿度は結露が起こる原因となります。

健康のために最適な湿度は4%~60%

引用:ASHRAE Standard 55(建物の居住者に許容できる熱的快適性を実現するための屋内環境条件の範囲)

 

3.部屋の温度を逃がさない方法

寒い冬に部屋を暖め、できるだけその温度を逃さず、温度を保つためにはどうしたらよいでしょうか。

なぜ部屋が寒くなるかといえば、窓などの開口部から熱が逃げるためです。
部屋の温度を逃さないためには、気密性と断熱性がポイントになります。
サッシやドアのすき間から部屋の暖気を逃さず、寒い外気を入れないようにするため、河合工務店の家の窓は
①サッシ → オール樹脂
②窓ガラス → Low-Eペア(アルゴンガス入り)
③スペーサー → 樹脂
を使用しています。

サッシ(窓枠)は、結露や断熱性能に大きく影響を与えます。
アルミは樹脂の約1,000倍熱を伝えやすい素材なので、窓の素材には不向きです。
また、窓の結露は木材を腐らせる原因になりますが、結露を防ぐためには室内の暖かい空気と窓の表面温度の差を小さくする、断熱性能が必要となります。
河合工務店で使用する樹脂窓なら、室内側のガラスやサッシに触れてもヒヤリとするような冷たさを感じません。

 

4.部屋の湿度を上げるには?

冬には、気温が低下し、それに伴って部屋の湿度も低くなることで、乾燥を感じやすくなります。心地よく過ごすには、湿度も大切です。

◆加湿器を使用する
加湿器を使用することで部屋の湿度を重点的に上げることができます。
加湿器は、機種の能力によってどれくらいの広さの部屋に使用するか決まっていますので、使用する部屋がどれくらいの広さかを調べてから購入すると、過剰に加湿したり、逆に加湿が足りないといったことが起きにくくなります。

◆普段の生活で加湿する
加湿器を使用しなくても、普段の生活の中で自然と加湿が行われる場面はいくつかあります。
例えば、入浴や調理、洗濯物の室内干しなどで発生する蒸気を利用して加湿を行います。
一時的に、浴室への扉を開けておいたり、室内干しをすると乾燥感も和らぎます。


住宅の室内環境の目標値は
冬は温度21度 湿度40〜60%
になります。

冬でも快適に暮らせる河合工務店の家は、完成見学会で体験していただけます。
詳細はイベントページをご覧ください!