コラム

2021.12.24

雑木でさらに映える!外構(エクステリア)の施工実例3選

雑木でさらに映える!外構(エクステリア)の施工実例3選

河合工務店では、外構(エクステリア)工事まで完了した状態でのお引き渡しができるよう、お打ち合わせ時より外構(エクステリア)までを組み込んだプランでご案内をしております。ただ、早く住み替えてアパートとの二重生活にかかる費用を抑えたい、外構(エクステリア)工事は住みながらでもいいかな、など様々なご事情で外構(エクステリア)工事はまだ少し先で、とご判断される方もいらっしゃるのも事実です。

今回は、ご入居前に施工完了するメリットと、控えめな外構でも素敵に仕上がる施工実例の詳細情報を、テイスト別にまとめでみましたのでご紹介します。ぜひ家づくりの参考になさってくださいね。

 

外構(エクステリア)とは

そもそも外構(エクステリア)とは、家の外にある全てのもののことを指しています。DIYでご自身で作られる方も増えてはいますが、そこはやはり餅は餅屋。職人気質の職人が多い業界ですので、プロの仕上がりには毎度驚かされるものがありますし、プロにお願いすることによって、その後の安心感も違いますよね。

外構とは…
居住、生活する建物の外にある構造物全体を指す言葉である。それには門、車庫、カーポート、土間、アプローチ、塀、柵、垣根、などの構造物、それに庭木、物置、また後述する関連品も含まれる。

引用:Wikipedia

 

外構(エクステリア)ありと無しで変わる外観の印象

白い家_11
違いは歴然ですね。整った外構(エクステリア)のおかげでより一層、家が引き立っているようにも見えます。

 

入居前に施工完了するメリット

冒頭にもありますように、ご入居後に外構工事をご予定される方もいらっしゃいます。そしてどれが正解ということでもありませんが、ご入居前に施工することでこんなメリットが生まれます。

  • 雨の日もぬかるんだ地面を歩かなくてよい
  • 雨の日に車のタイヤがはまり込む可能性もない
  • 養生期間などもなく、庭を使用できない期間は生まれない
  • エアコンの室外機も移動させなくて良い
  • 夜の庭も明るく危なくない
  • 新築のお披露目をしたいと思ったときにいつでもできる

…逆を返せば、これはすべて入居後に施工するデメリットなのですよね。もう一度先ほどの写真を見てみます。

白い家_11
どうでしょう。雨の日はぬかるみそうですし、工事中はこうして資材も積みあがったままです。そしてせっかく完成した我が家をお披露目したくても、外構(エクステリア)が完成しなくては、お客さんを呼ぶこともできません。駐車場~ポーチにライトもないので、夜は暗そうです。

家の周りに砂利を敷くだけでもエアコンの室外機は動かさなければなりませんし、もしその後、室外機に不具合が起きても保証がなされない場合もあるようです。見栄えだけのようにも見える外構(エクステリア)。実は機能性も兼ねていたのですね。快適な暮らしのため、新生活スタート前に整えておくのが安心に繋がりそうです。

 

施工実例1|品のある塗り壁に寄り添う雑木の外構(エクステリア)

白い家_7
白い家_2

先ほどのビフォーアフターの家です。

ナチュラルな佇まいが近年人気を集めている雑木。ソヨゴ、アオダモはその代表格で、幹が細いため材木には向かない木々を、林業では「雑木(ぞうき)」と呼んでいます。風にそよぐ自然でスリムな立ち姿は、都市部の狭小な庭や、余白があることもデザインのひとつであるモダンな外構(エクステリア)にもよく合います。高木の里山感は、とても人気の外構(エクステリア)デザインです。

駐車場は土間コンクリート仕上げで、和風な家に対してモダンな印象をプラスした例となっています。また、金額の上乗せはそれほどできないけれど、どうせなら昼とは違った雰囲気も楽しんでみたい。と言う方には、家の外壁材を白に近い色にし、樹木をライトアップすることをおすすめします。黒やネイビーなどの濃色よりも照らした樹木の影がよりくっきり見えるので、コントラストを利用して建物以上の仕上がりを印象付けることができます。

 

施工実例2|印象的ファサードを引き立たせる外構(エクステリア)

白い家_9
白い家
割栗石を基調としたシンプルながらも力強さも感じる外構(エクステリア)デザイン。手前のシンボルツリーコーナーと玄関との間に距離があるので、ダウンライトで照らされた木質感のテクスチャーが印象的な玄関ホールが、空間として際立っています。

また、シンボルツリーのアオダモは樹形が美しいのが特徴で、冬にはご覧の通り落葉をします。春になれば新芽から新緑が吹き出し、夏にはたっぷりと葉を広げ、緑陰により清風を感じられるようになります。1年を通して季節と共に移ろう姿に愛着も湧き、どこか安心感も感じられる外構です。

 

施工実例3|目隠しのための雑木の垣根までが外観デザイン

白い家_8
白い家_3

4連窓と木質感のコントラストが目を惹く外観に、通行人からの目隠しのために植えた雑木の垣根までが、家全体のひとつのデザインとして落とし込まれています。
自然の木々があることで、直線的な外観デザインに対して、柔らかな表情がプラスされたようにも見えます。機能性も兼ねたデザイン発想は、河合工務店が共に家づくりをしている建築家の先生たちの意匠も引き継がれているようにも思えます。ただ美しいだけではないものの方が、より惹きつけられますよね。
その他も植栽が際立つようシンプルで控えめなものとなっています。外構(エクステリア)デザインは、足すだけではなく引き算もできなければまとまらないと言えます。

【まとめ】雑木メインで外構(エクステリア)を仕上げてより帰りたくなる家に

たくさん植えこまなくてもシンプルで美しい外構(エクステリア)が完成することがお分かりいただけましたでしょうか?メリハリのある費用のかけ方で、賢い判断で家づくりをして欲しいと思います。

最近は昔のように門を構えたり塀で囲ったりすることも少なくなり、塀や門の代わりにインターホンポールとポストのみを付けられる施工事例が過半数を占めています。

塀や門のデザインではなく、家のデザインが前面に出る外構(エクステリア)のトレンドがある今、「家族だけにデザインされた建築家デザインの家」を生み出せるというのは、河合工務店の強みではないかなと思います。同じ会社の同じシリーズを選んでしまったら、お隣さんと同じ家が出来上がってしまいますからね。

「建築家デザイン」のシンプルで美しい家と、近年トレンドのシンプルな外構(エクステリア)は、とても相性のいい理想的な組み合わせではないかと思っています。参考になさってください。

 

今後もさまざまなテーマで家づくりに役立つコンテンツを充実させていく予定です。また次回も楽しみにしていてください。


私たち河合工務店は、デザインだけでなく性能にもこだわって高水準で家づくりをしています。性能については、開催中のイベント30分で分かる家づくり講座にて、分かりやすくお伝えしています。ぜひお気軽にご参加ください。