お客さまの声コラム

2025.06.16

【住まい日和】 好きをくべる家

「とにかく平屋がよかった」

敷地は慣れ親しんだご実家の隣、造園屋さんが多いエリアで周りは緑に囲まれた場所。

敷地面積も十分だったし、まわりに気になるものもなかったので、とにかく平屋で伸びやかに光を存分にとりこめる快適な暮らしをしたかった。

「薪ストーブのある暮らしがしたい」

薪ストーブのある家に憧れがあった。

家は高気密高断熱なのでエアコンでも十分に快適に過ごせるけど、それ以上に火ともに暮らす生活にはかえがたい魅力があった。造園屋さんのつてで比較的薪が容易に手に入るので、敷地めいっぱいに薪棚をつくって薪を並べている。

シーズン終わりにはほとんどすべてがなくなるくらいになり、薪が減るごとに春の訪れを感じている。

「平屋なのに平屋っぽくないリビング」

平屋だけど屋根勾配(2寸)なりに勾配天井とした。

薪ストーブの煙突も相まって、縦に伸びやかなリビングになり開放感のある空間に仕上がっている。

勾配天井の先にはロフト空間につながる小窓があり、どこにいても家族の気配を感じられる。

「もうひとつのリビングは秘密基地」

もともとはシアタースペースとして計画していた天井高さ1.4mのロフトは今や子供たちの特別な場所になっている。

ぬいぐるみや玩具であふれるこの場所はさながら秘密基地でリビングと同じくらい子供が大好きな空間。

リビングを見下ろせる小窓もお気に入りのひとつ。

「ちょっとしたくつろぎスペース、ヌックで余白をつくる」

籠れるスペースとして要望していたヌックスペースは少しオープンなリビングに併設したベンチヌックに変更した。

横の棚にはリビングまわりのアイテムをしまう収納棚として、たまには座って読書スペースとしてマルチに使えるスペースになった。

「回遊動線は子供の遊び場」

間取りの一番奥に子供部屋を配置することで、帰ってきた際には必ず気配を感じられるようにした。

今はまだ小さいので、遊具スペースとして一体利用して空間全体として回遊性があるので、家じゅう全体を走りまわれるようになっている。

廊下だって子供が成長する居場所になっている。

「個性があふれる空間づくり」

家のいたるところに特徴的なオブジェの家具や小物があふれている (アンティークのものやお手製のぬいぐるみなど) 。

その中でも隠れたところに個性的な壁紙を用いている、アフリカンテイストなトイレの壁紙はウィリアム・モリス。

「フレキシブルな土間空間がお出迎え」

玄関に入ると薪ストーブ空間とシューズクローク側へとL型に2方向の玄関土間が伸びていて、家族のライフスタイルによってフレキシブルに対応している。

掃き出し窓も空間全体に南北にランダムに配置されており、これがある程度プライバシーを確保しつつ、ほどよい抜け感を演出している。

住み続けるごとに家族のよろこびが増えていく。

そんな住まい日和。

[建築概要]

愛知県稲沢市

2022年10月お引渡し

敷地面積 330.56㎡(99.99坪)

建築面積 106.68㎡(32.27坪)

延床面積  97.50㎡(29.49坪)

UA値0.42W/㎡K

C値0.3㎠/㎡