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2025.05.20

【開催報告】LIVE座談会シリーズ|建築家と考える、心地よい暮らしのスケール

【開催報告】LIVE座談会シリーズ|建築家と考える、心地よい暮らしのスケール

先日、河合工務店では「LIVE座談会シリーズ」として、2名の建築家をお招きし、イベント「建築家の〇〇力〜建築家と考える、心地よい暮らしのスケール〜」を開催いたしました。
ゲストは、東京都を拠点とする〈戸田悟史先生(株式会社トダセイサクショ 一級建築士事務所)〉、そして愛知県を拠点とする〈田辺真明先生(田辺真明建築設計事務所株式会社)〉のお二人。
異なる地域で活躍するおふたりに、「家づくりのサイズ感」や「心地よい暮らしとは何か」をテーマに、深く、時にユーモアを交えながらお話しいただきました。

 

「広ければいい」わけじゃない。暮らしにちょうどいいスケール感とは?

イベント前半では、「そもそも、スケール感って何?」という素朴な問いからスタート。
20畳のLDKのような、広さの“数字”だけで捉えるのではなく、「その場所で何をするのか」に着目して空間を考えることの大切さが語られました。
北名古屋モデルのLDKを実際に見ながら、窓の外にひらかれた景色や、室内の視線の抜け先に意識を向けていくうちに、数字には表れない「広さの感覚」というものを感じました。
柔らかな日が入るリビング

  • 「テレビを置かないリビングもある。じゃあ、家具のレイアウトって本当に必要?」
  • 「子ども部屋は4.5畳なくても、3.75畳で十分暮らせる。大切なのは広さではなく、使い方。」
  • 「寝室って、寝るだけなら3.5畳でいい」

そんなふうに、建築家ならではの視点で“ちょうどいい”を見つけていくプロセスは、参加者のみなさまにも多くの気づきを与えたようです。

 

広さではなく、使い方で決まる“暮らしやすさ”

後半では、コンパクトな暮らしを実現するための設計術や、実例紹介も交えてお話いただきました。

田辺先生が河合工務店で実際に設計された住まいについて紹介された場面では、
南側が道路に面した敷地に、大きな開口部を設けた事例が印象的でした。

外からの視線を遮りながら、外部空間を“もうひとつのリビング”のように取り込む工夫や、
中庭を囲うように配置した間取りなど、空間を生かす設計意図が丁寧に語られました。

「大きな土地でも、分けてしまうと空間が区切られてしまう。だからこそ、未完の状態で家を渡して“暮らしながら育てる”ことを楽しんでほしい」。

という田辺先生の言葉には、設計に対する柔軟な思想が感じられました。

リビングダイニング
 

家づくりの第一歩は、“自分を知る”ことから

最後に、これから家づくりを始める方へのアドバイスを先生方から伺いました。
SNSの情報やトレンドに振り回されず、どんな暮らしが自分たちに合っているのかを見つめなおしてみる。
そんな姿勢が、家づくりを進めるうえで役に立つかもしれません。

「映える家ではなく、自分にとって心地よい暮らしを考えることが大切。
“こんなふうに暮らしたい”という想いを、できるだけ早めに言葉にしてみてください。
迷ったときは、河合工務店の家づくりアドバイザーに相談すれば、話すことで整理ができたり、新しいヒントにつながったりすることもあります。」

ご家族ごとに異なる理想の家づくりに、それぞれに合ったかたちがあるのだと思います。
だからこそ河合工務店は、お客さま一人ひとりの想いに丁寧に耳を傾けながら、暮らしにフィットする“ちょうどよさ”を、建築家とともに形にしていきます。

 

次回のイベントもご期待ください!

家づくりに関心があるけれど、何から始めていいかわからない。
そんな方こそ、ぜひ一度、こうしたイベントに足を運んでみてください。
河合工務店では、これからも「自分らしい暮らし」を見つけるヒントとなる場をつくっていきます。

ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。