コラム家づくりの記録

2023.12.23

【一宮の家】上棟

【一宮の家】上棟

みなさんこんにちは🐈村田です

 

久々の更新。

すっかり冬になり、

賃貸の今の家では洗面でお化粧が出来ない季節になりました。

(洗面所寒すぎて。ヒートショックになるわ!)

あの(賃貸あるあるの)玄関についているポスト、どうにかならないんですかね・・・

冷たい新鮮な空気が常に入ってくるんです。

 

きっと来年の冬はそんなこと思わないんだろうなぁ

と、期待のモデルハウスが上棟しました🏠

 

今日はそんな上棟のおはなし。

 

 

上棟日当日

7:45村田到着

現場の皆さんは既に到着されておりました。

河合社長と小林さんも。

クレーン車が入るとこんな感じ。

大きく見えるけど、これでも小さい方のクレーン車。

 

現場は8時スタート

朝礼(工務:河合社長からの一言)

・・・本当はここで施主様からも一言いただきますが、今回はモデルハウスなので割愛させてください(笑)

いつも施主ぶってるくせに!調子ええな!!

天気も良くって、上棟日和!!

私の上棟晴れ記録も更新中です!

 

作業スタート

プレカット工場でカットされた木材たち。

河合工務店では岐阜、三重の近隣の国産材を使用しています。

ここに写っている木材たちは岐阜県の東農ヒノキ材。

それぞれの木に、番号が印字されていて、大工さんやとび職人さんたちが組み立てていきます。

持ち方のコツがあるんだろうけど、にしても軽々取って、土台にさしていく。

私よりきっと若いんだろうなって思う職人さんも、

私よりずっと年上の職人さんもひょいって持って組み立てていきます。

ちなみにこのお写真↑の右角奥の長い木材は「通し柱」です。

私の好きな通し柱、土台から軒まですっと伸びる。

かっこいいです。

ものの15分でここまで組み上げられてました。

1階の柱は全て終わり、1階の梁が組み上げられています。

ちなみにここはなんのスペースだと思いますか?

土台がない、モルタルがむき出しのここは玄関土間。

 

 

こちらは棟梁の國立さん。

60歳過ぎてる?大ベテラン大工さんです。

見た目は怖そうに見えるけど、とっても優しい、・・・でも大の写真嫌い。

びっくりするくらい写真撮影はお上手なのに、撮られるのが嫌いだそうで

この日も「撮るなよ」と言われましたが・・・お手元を・・・

見つかったら怒られるかな。(笑)

 

気密性をよくするために隙間を無くす、

木や断熱材など全てのジョイント部分をコーキング材(ボンドみたいな)で埋めていきます。

これがめちゃくちゃ大事なんだけど、細かくてめちゃくちゃ大変。

(私はやったことないんですけど)

 

河合工務店は気密測定の結果が平均0.2~0.3です。

もう2年はこの数値をキープ。

こういった地味な作業も徹底してくださっている職人さんたちのお陰です。

 

 

 

 

重たいものはクレーンも使って。

これは梁を組み立てている写真ですね。

みなさん凄い笑顔で作業してくださってて、私までニコニコしちゃう。

何気に一番見ちゃうのがクレーン車かも。

この土地はまだそこまで難しいように見えなかったけど、

もっと狭い道とか、電線がしっちゃかめっちゃか通っているところだともう大変!!

しかも強風の日なんて煽られちゃうから、難しいの!

(私はやったことないんですけど)

 

この紙がひらひら巻かれているのは、2階の梁です。

今回のお家は「化粧梁」で「梁見せ」と言って室内から梁が見えるつくりなので、汚れないように傷がつかないように紙が巻かれています。

紙が取れるとすんごいきれいなんだよ✨

化粧柱と言われるものもこうやって紙で巻かれていたり、建築中は保護材で巻かれています。

 

屋根を組んでいるところ。

一番長いビス(釘)だと20㎝くらいあるんやけど、電動ドライバーで「スー」って入っていくのが凄すぎる。

私がやったら絶対ゆがむ。そらそう、職人技やで。

 

写真に写っている丸く白いのは断熱材です。

この発砲ウレタンで、木材を固定する金物が「外の熱を室内に伝えないよう」にしています。

金物から伝って結露して、木材を腐らせてはいけないので。

 

断熱等級とかUA値とか、長期優良住宅とか一つの指標としてもちろん大事だけど

こういった細かい部分、外壁とかクロスとかで見えなくなってしまうところが一番大事だと思います。

 

 

お昼には2階の屋根まで進んでいました。

モデルハウスとはいえ、

施主として色々意見させていただいたので、

お気持ちですがお昼ご飯だけご用意させていただきました🍱

 

 

私も夕方には現場に戻れたので、職人さんたちの小休憩中に中に入らせていただきました。

平たい顔で喜んでおります。

村田です。

思わず満面の笑みです。

めちゃくちゃきれいじゃないですか?

この天井、垂木、梁、野地板全て室内(リビング)から見えます。

そら笑顔になるで。

 

夕方15:00過ぎてたけど明るくて・・・

日当たりを気にしていたあの頃の私

 

半年前の私よ、よく聞きなさい。

社長が見つけてきたあの土地は、ポテンシャルが高い良い土地だぞ。

稲沢先生はとんでもない設計で、たくさんの日を取り入れた家を考えてくれたぞ。

半年後、あなたは「めちゃくちゃ日が入る~」と叫んでニコニコ大満足しているぞ。

 

 

この日は壁(耐力壁)を組み立てて作業終了。

次の日は軒が出る屋根が組み立てられ、

屋根の下地材(改質アスファルトルーフィング)をつけたり、

断熱材をいれたりしてくださったようです。

 

 

 

これから住宅を建てる皆さんへ

有給休暇を取ってでも、上棟は見に行って欲しいです。

図面でしか、模型でしか見てこなかったお家が、

沢山の人の手によって形になります。

たった100ページにも満たない図面で、人が、形に出来るんです。

ミリ単位で書かれた図面。

現場にいる人たちだけで、10人。

この日を迎えるのにどれだけの人が関わってくれているのでしょうか。

始まりは土地探しから。

設計するにあたり敷地調査や地盤改良工事もあって。

打合せが始まったら

建築家からもらった図面から更に詳細に書く設計がいて、

その図面から構造計算をかける人、

水道電気などライフラインの引込計画から、行政に出す申請書つくり、

木材を切り出す人、木の組方など考える人もいて、

大事に運ばれて、

現場で組み上げる人がいて、

・・・なんてキリがない

 

別に住宅だけに限らないんですけどね。

この世のすべてのお仕事が誰かの為になっていて、

色んな人のお陰で、今、不自由なく暮らせているのだから。

 

世の中のもの全てが同じように、そうやってつくられている。

 

でも、

「施主」がいなかったら、家づくりのプロジェクトなんて始まらなかったし

「施主」があなたじゃなかったら、この家はこの形にはならなかった。

 

家づくりプロジェクトの代表として、

施主様には上棟は見にいって欲しいなと私は思います。

今回の事がきっかけじゃなくて、

隣でお家づくりのサポートをさせていただいているとそう思う。

 

 

・・・何が言いたかったんだろう(笑)

 

 

「上棟、良かったよ。見られて良かった。」

このブログではこれを言いたかっただけなの。

 

次は上棟後、約一週間後に行われる現場でのコンセント打合せ。

次に見た時はもっと進んでるんだろうなぁ。